ヒアルロン酸とコラーゲンは身体のうるおい成分
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最終更新日:2016/03/05
お肌に良い成分
ヒアルロン酸とはアミノ酸の一種であるムコ多糖と呼ばれる物質で、ヒトの身体のあちこちに存在しています。
特に多く集まっているのが、眼球・血管・関節軟骨・皮膚などです。
この物質はネバネバした性質を持っており、また非常に高い保水力も有しています。
一説によれば、1グラムで約6リットルもの水を保持することができると言われています。
この優れた弾力性と保水性により、身体のあちこちに潤いと柔軟性を与える働きをしています。
たとえば眼球にあってはドライアイを防ぎ、血管にあっては動脈硬化を防ぎます。
また、関節をスムーズに曲げたり伸ばしたりすることができるのもこの弾力性のおかげです。
肌のハリや潤いについても同様です。
肌の保湿成分としてはコラーゲンがよく知られていますが、コラーゲンは皮膚の真皮層において繊維状に存在しています。
その隙間に充填されるように存在しているのがヒアルロン酸なのです。
このように身体のさまざまな場所に存在して重要な役割を果たしていることが知られている物質なのですが、一方、加齢によって減少していくことも分かっています。
体内におけるその量は20歳頃をピークとして徐々に減りはじめ、40歳を過ぎたあたりからはその減少ペースが急激に早まります。
60歳くらいになると20歳の頃の半分以下になってしまうと言われています。
年齢とともに肌がカサついたり、関節痛に見舞われたりすることの原因の1つがこれなのです。
そのため、身体を健康に保つためには当然、外部からこの物質を補給する必要があります。
ヒアルロン酸を多く含む食品には、鶏のとさか・スッポン・魚の目玉・うなぎ・豚足などがあります。
弾力性に富むという特徴から連想できそうな食材ばかりです。
しかし加齢による減少分を食事のみで摂取するとすれば、これらの食品をかなりたくさん食べなければならないのでなかなか大変です。
そのため、最近では、この物質を配合したサプリメントなどが販売され、人気を集めています。
また、化粧品に配合されているケースもあります。
なおサプリメントや化粧品に配合されているものの大半はバイオテクノロジーによって人工合成されたもので、動物由来のものは多くありません。
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