*

皮膚科や美容外科のニキビ治療法のまとめ

公開日: : 最終更新日:2015/03/31 ニキビ・吹き出物

イオウカンフルローション

『イオウカンフルローション』というのは、その名前が示している通り、“イオウ”と“カンフル”が含まれている外用薬のことで、基本的には、皮膚科で処方される薬ですが、それ以外にも、いわゆる“ニキビ治療薬”や“化粧品”として、化粧水や塗り薬などの形で市販されています。
イオウには、「角質を柔らかくする」作用や、「殺菌」、「殺虫」の作用がありますし、カンフルには、「消炎」と「鎮痛」の作用がありますので、ニキビの治療薬として広く用いられています。
具体的には、ニキビを悪化させる“アクネ桿菌”を消す働きをし、さらに角質を柔らかくしますので、ニキビの芯も出やすくなります。
ニキビに効果があることは間違いがないのですが、乾燥肌の人は、あまり使わないほうが良いと言われていますので注意しましょう。
というのも、このイオウカンフルローションには、肌を強力に乾燥させる作用があるのです。
そのため、乾燥肌の人がこれを使うと、皮膚が荒れたり、赤くなってしまったりする可能性が考えられます。
冬時期などは、特に乾燥肌ではなくても乾燥しやすいものですから、普通肌の人でもイオウカンフルローションを使う前には化粧水などで肌を潤わせておくほうがいいでしょう。
また、イオウカンフルローションを使うのは、朝晩の洗顔後、つまり1日2回までにしてください。
あまり使い過ぎると、肌荒れの原因となりますので注意が必要です。
前述のとおり、市販もされていますが、使い方に気をつけないといけませんから、まずは皮膚科で相談するほうがいいでしょう。

ビタミンC誘導体ローション

『ビタミンC誘導体ローション』の“ビタミンC誘導体”というのは、美肌効果の高いビタミンCを、より安定性が高くなるように合成された化合物のことです。
ビタミンCには、強力な「抗酸化作用」がありますし、ニキビの「色素沈着を防止」や「メラニン色素の抑制」など、ニキビだけではなく美肌や美白のためにも欠かせないものとして広く知られています。
ただ、このビタミンCには安定性が低いという欠点があります。
空気に触れると酸化しやすいですし、水に溶かすと活性を失います。
それに、そもそもビタミンC自体が“肌には吸収されにくい”という性質を持っているのです。
また、美肌効果を望むには、ビタミンCの濃度が高いほうがいいのですが、濃度を上げると“肌がヒリヒリする”などのトラブルを起こすことも少なくありません。
このような問題点を解決するために作られたのが、“ビタミンC誘導体”なのです。
ビタミンC誘導体には、角質層に浸透しやすく、肌に吸収されるとメラニン色素に近い場所で酵素に反応し、ビタミンCへと変化します。
そのうえ、効果が長時間持続するという性質がありますので、お肌のためにはとても嬉しい成分といえるのです。
このビタミンC誘導体が含まれているローションですから、お肌にも、そしてもちろんニキビにもいいことは言うまでもないでしょう。
なお、ビタミンC誘導体には「水溶性」のものと「脂溶性」のもの、さらに両方の性質を併せ持つ「進化型」のものがあります。

アダパレン(商品名:ディフェリン)

『アダパレン』というのは、ニキビの概要治療薬の有効成分として用いられているもので、「ナフトエ酸誘導体」のことを指しています。
成分名としてはアダパレンなのですが、フランスとスイスの合弁企業である“ガルデルマ社”が作り出した、アダパレンを含む外用治療剤の『ディフェリン』という商品名も広く知られていて、世界80カ国以上で承認、および販売されています。
日本でも、ガルデルマ社の日本法人である“ガルデルマ株式会社”から、「ディフェリンゲル0.1%」として製造され、塩野義製薬により販売されています。
前述のとおり、アダパレンはナフトエ酸誘導体なのですが、これはビタミンA誘導体である“レチノイド”と似た性質を持っています。
レチノイドには、“角質剥離”や“表皮ターンオーバーの促進”、“皮脂の分泌を抑制する”、“繊維芽細胞を活性化させる”など、お肌にいい効果がたくさんあります。
そのため、もちろんニキビにも効果があるのですが、それと似た性質を持つアダパレンも、同様にニキビには効果的です。
では、この2つにどんな違いがあるのかというと、アダパレンのほうが早く効果があらわれ、しかも副作用が少ないとされているのです。
ただし、日本で認可されているのは、0.1%のものだけですので、濃度が低い分、十分な効果があらわれるまでには時間がかかってしまいます。
なお、アダパレンにはニキビ以外の美肌効果も期待できるのですが、厚生労働省から「ニキビ治療薬」として許認可を取得しているため、それ以外の効果を謳うことはできないようです。

抗生物質(外用薬・塗り薬)

ニキビの治療薬として、非常に即効性があるのが『抗生物質』ですが、ここでは、その中空外用薬や塗り薬の代表的なものをご紹介しておきましょう。
1つ目は「アクアチウム」というもので、“ニューキノロン系”と呼ばれる抗生物質が含まれていて、有効成分は”ナジフロキサシン”です。
このニューキノロン系の抗生物質は、細菌が増えていく際にDNAの複製を止める働きがあり、細菌を死滅させていきます。
ニキビを悪化させるアクネ桿菌も殺しますので、ニキビの赤みや炎症を抑えてくれるのです。
2つ目は「ダラシン」で、”リンコマイシン系”の抗生物質が含まれ、有効成分は“塩酸クリンダマイシン”です。
これは、細菌がたんぱく質を合成するのを阻害することでアクネ桿菌やブドウ球菌などを殺菌していきます。
3つ目が「ゲンタシン軟膏」で、“アミノグリコシド系”の抗生物質が含まれ、有効成分は“ゲンタマイシン硫酸塩”です。
こちらも、細菌がたんぱく質を合成するのを阻害することでアクネ桿菌やブドウ球菌などを殺菌していきます。
これらの抗生物質は、前述のとおり非常に即効性があり、特に突発的にできたニキビには、とても良く効くようです。
ただし、抗生物質を使い続けると、いわゆる「耐性菌」が生まれてしまうので注意が必要です。
耐性菌というのは、簡単にいえば「抗生物質の威力を弱める菌」のこと。
つまり、使い続けると抗生物質が効かなくなってしまうのです。
そのため、使うのは一瞬だけにして、効果が出ればすぐにやめるほうが無難なようです。

抗生物質(内服薬・飲み薬)

ニキビに効く『抗生物質』には、内服薬や飲み薬として知られているものをご紹介しておきましょう。
まずは、“マクロライド系抗生物質”として、「クラリスロマイシン」や「ロキシスロマイシン」と呼ばれるものがあります。
これらの薬は、細菌のたんぱく質の合成を妨げる働きがあり、それによりニキビの炎症を抑えます。
“アクネ桿菌“だけでなく、“ブドウ球菌“や“レンサ球菌”、“ピロリ菌”、“肺炎球菌“など、幅広く細菌に効果を発揮するようです。
続いて、“テトラサイクリン系抗生物質”として、「ミノサイクリン」や「ドキシサイクリン」と呼ばれるものがあります。
こちらも、細菌のたんぱく質の合成を妨げる働きがあり、それによりニキビの炎症を抑えます。
やはり、“耐性ブドウ球菌“や“レンサ球菌”、“大腸菌”など、幅広く細菌に効果を発揮するので、様々な感染症にも用いられています。
また、もう1つが“セフェム系抗生物質”で、「セフポドキシムプロキセチル」や「セフジニル」、それに「セフカペンピボキシル」などがあります。
これは、細菌の細胞壁の合成を妨げることで、細菌の繁殖を防いでくれます。
やはり他の菌にも広く効果があるので、様々な感染症にも用いられています。
主に、これらがニキビで処方される抗生物質の内服薬ですが、やはり飲み続けていると“耐性菌“が生まれますので、常用することはお勧めできません。
ただ、一時的な服用であれば効果は高いので、特に炎症などの症状がひどい時に飲むようにするといいでしょう。

クリアタッチ

『クリアタッチ』というのは、光と熱の相乗効果を使った、ニキビの治療機器のことです。
このクリアタッチは、皮膚の表面へのダメージや副作用が比較的少なく、他の治療法と比べると費用も安くできるため、若い女性を中心に利用者が増えてきているようです。
具体的には、“青~緑色の光”でニキビ菌や皮脂腺を破壊し、症状を改善させ、“赤色の光”で炎症性のニキビや赤みを緩和させます。
さらに、クリアタッチを照射した時の“熱”が、患部の血行を促進するので、ニキビができにくい肌へと変化させてくれるのです。
また、顔のニキビだけでなく、胸や背中など広範囲のニキビび治療に使えることも大きなメリットといえるでしょう。
ただし、このクリアタッチも一種のレーザー治療ですから、場合によっては“軽い火傷”を負うというケースもあるようです。
また、通常は1~2週間の間隔を置いて、8~16回程度、治療を繰り返す必要がありますので、十分な効果を得るために期間が必要ということも知っておく必要があるでしょう。
前述のとおり、クリアタッチはダメージや副作用が少ない治療法ではありますが、専門的な知識と技術が必要とされる“医療行為”ですので、専門医師による適切な治療が行われる必要があります。
ちゃんとした美容皮膚科や美容外科で施術を受けるのであれば問題はありませんが、必ず担当医師からメリットやデメリット、それにリスクなどについても十分に説明を受け、納得した上で治療を受けるようにしてください。

スムースビームレーザー

『スムースビームレーザー』というのは、ニキビに有効なレーザー治療のひとつで、通常の治療法では効果が見られないような場合に用いられています。
元々、スムースビームレーザーは、アメリカで“しわ取りレーザー“として開発されていたものです。
その仕組みは、真皮に熱を与えることで皮脂腺を破壊するというものなのですが、これがニキビにも有効なのではないかと考えられ、その効果が実証されたためにアメリカでニキビ治療機としての承認を得ました。
スムースビームレーザーを照射すると、皮膚の浅い部分に高熱のエネルギーが集まって皮脂腺を破壊するだけでなく、細菌をも破壊してくれます。
これによってニキビが改善するのですね。
ある皮膚科での実績によると、それまでどんな治療を施しても効果が見られなかったニキビ患者の8割に改善が見られ、さらに他の治療法と併用すれば、より高い効果を得られるということです。
また、何度も繰り返し行うことでニキビができることも防げますし、長期間、再発を防止できることもわかって来ました。
皮膚を傷つけないレーザーの中では、ニキビに対して最大の治療効果を発揮するようです。
副作用として、約1割の人には“薄いシミ“ができることもあるようですが、これはかなり薄いものですので、美白剤を使えば徐々に治まってきます。
ただし、施術にはかなりの“痛み”が伴いますので、それに関しては覚悟が必要でしょう。
また、スムースビームレーザーで症状が回復しても、その後のスキンケアが良くなければ効果も半減しますので、そこも注意しておきましょう。

超音波クレンジング

『超音波クレンジング』というのは、超音波振動を使って“毛穴の汚れ”や“古い角質“を解消し、それによってニキビができにくい肌環境を作るというものです。
通常は、主にエステサロンなどで行われる施術ですが、一部のクリニックでも行われていますし、家庭用の超音波美顔器を使ってクレンジングが行えるという機種もあるようです。
この超音波クレンジングは、1秒間に数万回という高速な超音波振動が与えられますので、毛穴がほぐされ、“肌の表面“はもちろん“毛穴の汚れ”、“古い角質”などを効果的に取り去ってくれます。
毛穴の汚れが目立っている人が行えば、一度の施術だけでも、その効果は目に見えるように実感できることでしょう。
しかも、超音波クレンジングは肌への負担がほとんどないため、施術を受けた後はすぐにでもお化粧をして家に帰ることができます。
また、1回の施術時間は10~20分程度ですので、ちょっとした空き時間を使って施術を受けることができるというのも大きな魅力でしょう。
施術の料金は、クリニックによって違いますが、平均すると“数千円~1万円程度”というのが相場のようです。
このように、比較的安価で、しかも大きな効果が期待できる超音波クレンジングですが、施術したい部分に大きな傷があるような場合には使えないケースもありますので注意してください。
また、基本的に毛穴の汚れを落としてニキビの予防するためのものですから、すでにできたニキビを治すことはできないということも覚えておいてください。

低用量ピル(ホルモン剤療法)

『低用量ピル』というのは、元々は“避妊”のために開発された薬ですが、現在では生理不順や生理痛などを改善するためにも用いられているものです。
その効果は、主に「ホルモンバランスを安定させる」というもので、これがニキビにも効果があるということで使用されています。
ニキビ自体が、ホルモンバランスの崩れによって皮脂の過剰分泌が起こることが原因ですから、この低用量ピルに効き目があるというのもうなずけます。
特に、生理前のニキビなどには大きな効果が期待できるでしょう。
ただし、いくつかの副作用があることも確かですので、注意が必要です。
特に、低用量ピルを飲み始めた頃には、軽い「吐き気」や「頭痛」などの不快感が出ることもありますし、生理時期ではないのに不正出血するというケースもあるようです。
また、低用量ピルの種類によっては、“ネガティブフィードバック”といって、本来の作用とは正反対の作用、つまり、ニキビ治療のために使っているのに、かえってニキビが悪化するという場合もあります。
もちろん、そういう場合には担当医師にすぐ相談して服用をやめたり、低用量ピルの種類を変更したりするなどの対処が必要となります。
また、「40歳以上」の場合や「乳房にシコリがある」、または「血縁に乳ガンで亡くなった人がいる」という場合には、慎重に服用しなくてはいけません。
基本的には担当医師が配慮してくれると思いますが、体調面などで気になることがあれば、十分に相談しておくことが大切です。

スポンサーリンク

関連記事

皮膚科や美容外科のニキビ跡治療法のまとめ

ケミカルピーリング 『ケミカルピーリング』というのは、ある種の薬剤を塗ることで肌表面の古い角質

記事を読む

シアクルスベリージュの効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

ヒップがザラつく、にきびができている、黒ずみがある、くすんでいる、シミがある、ハリや弾力ない、カ

記事を読む

自宅で家庭でニキビケア!吹き出物改善のご紹介!

角質ケアでニキビ対策:ピーリング化粧品 専門医など、プロの力を借りずにニキビ対策をする方法のひ

記事を読む

ボディ用背中ニキビ対策セットの効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

背中ニキビの悩みは、シアクル<ボディ用背中ニキビ対策セット>にお任せ! 顔や手足と同様に、背中

記事を読む

ニキビ痕【Reproskin(リプロスキン)の効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

Reproskin(リプロスキン)は、ニキビ痕をケアするために生まれた化粧水です。 今現在、ニ

記事を読む

キャシーズチョイス」トライアルキットの効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

人気のスキンケア商品や話題の美容サプリメントなど、肌に良さそうなものは一通り試したけど、どれも効

記事を読む

ニキビや吹き出物の様々な原因のまとめ

思春期ニキビの主な原因 ニキビの中でも、もっとも代表的なものといえるのが、『思春期ニキビ』とい

記事を読む

きらりのおめぐ実の効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

きれらいのおめぐ実とは、株式会社ファンファレから発売されたサプリメント商品です。 ポツポツトラ

記事を読む

部位別ニキビや吹き出物の原因と改善対策のまとめ

頭皮のニキビや吹き出物 ニキビや吹き出物は顔にできる印象が強いですが、その他の部位にもできてし

記事を読む

どろあわわの効果や特徴、使い方、体験談や口コミ情報

口コミで大人気の【どろあわわ】とは 美容に関心のある方なら、【どろあわわ】という商品名を一度は

記事を読む

もち麦はダイエット効果だけじゃない、すごい有効成分!

もち麦ダイエットのやり方 もち麦ダイエットのやり方と言って、難し

no image
ホットヨーグルトダイエットのやり方・効果・注意点

ダイエットには夜ヨーグルトダイエットが効くー 今話題のホットヨー

プロティンダイエットの方法や注意点

女性らしい体はプロティンで!プロティンダイエット プロティンと聞

白湯ダイエットの嬉しい効果とこんな人におススメ!

白湯ダイエットの嬉しい効果 白湯を飲むことで体にどんないい効果が

ワイン美容のやり方!おススメの活用法いろいろ

贅沢で美味しいワイン美容のやり方!おススメの活用法いろいろ ここ

→もっと見る

PAGE TOP ↑