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豚・馬・羊・植物性・海洋性・人由来プラセンタのそれぞれ特徴とは?

公開日: : 最終更新日:2015/09/06 お肌に良い成分

豚由来プラセンタ

現在、市場に出回っているサプリメント、ドリンク、コスメといったプラセンタ商品にもっとも多く使用されているのが、豚由来のものです。
まず、なぜ豚由来のものが多数を占めているのか、解説しましょう。

豚由来のプラセンタ商品が多い理由

豚由来のものが市場の大半を占める前には、牛由来のものの割合がもっとも高かったとされています。
しかしながら、牛由来のプラセンタは狂牛病問題を機に、原料として使用してはならないと厚生労働省の通脱が出たことにより市場から姿を消したのです。
そして牛由来のプラセンタに取って代わる形で、豚由来のプラセンタが数多くのプラセンタ商品に使用されることになりました。
問題はどうして豚なのかということについてですが、まずほかの動物などに比べ大量生産を行いやすいことが理由の一つにあります。
豚はご存じないという人もいるかもしれませんが、1年間に1回ではなく、もう1~2回は出産をしますし、1回あたり10頭ほどと数多くの子豚を出産するのが特徴です。
効率よく数多くの胎盤を確保することができ、プラセンタ製品もそれだけ多く市場に送り出すことが可能なため、ほかの動物などが由来になっているプラセンタより豚由来の商品割合が高くなっているのです。

別の由来のプラセンタとの比較対象

ほかの動物などが由来になっているプラセンタ製品に比べて、豚由来のプラセンタは使用されている商品が多いと述べました。
そのため、○○由来のプラセンタは豚由来のプラセンタに比べて○○に優れている、または劣っているという形で名前があがることがしばしばあります。
いろいろとプラセンタに関する情報を既に調べている人のなかには、豚由来のプラセンタは可もなく不可もないものだと認識している人もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
ほかの動物などが由来になっているプラセンタに比べて、優れている面はしっかりとあるのです。

リーズナブルな価格で購入可能

豚由来のプラセンタは先述したように、大量生産を行うことが可能です。
大量生産は安定的に商品を供給できるメリットのほか、コストダウンの実現が可能なメリットもあります。
これは商品を売る側のメリットですが、消費者側としては安く商品が買えるという形で恩恵が受けられます。

品質もGood

価格が安いといわれると不安になるのが品質面の問題ですが、成長因子、核酸、アミノ酸などのプラセンタの成分はバランスよく含まれています。
また、私たち人間の胎盤と豚の胎盤の分子構造が似通っているため、体の中でより多くの量が取り込まれ、無駄なく役立てられるのが特徴です。
そのほか、豚由来のプラセンタ商品には、原料として国産SPF豚と呼ばれる健康状態の豚が使用されているものがあります。
これは日本SPF豚協会が定めた厳しい基準に則って、良好な衛星環境のもと、薬剤などをほとんど与えることなく育てられた豚のことです。
不純物が混入しにくく、プラセンタに含まれている成分が消失してしまう処理が少ないため、安全性・有用性の面で優れています。

馬由来プラセンタ

馬由来のプラセンタの魅力は、なんといっても有効成分の含有量に優れている点です。
まずはこの点から説明していきますので、プラセンタ製品選びをしている人や、プラセンタに詳しくなりたい人は以下の内容をぜひご覧になってください。

馬由来のプラセンタはアミノ酸たっぷり!

馬由来のプラセンタは豚由来のものに続いてサプリメント、ドリンク、コスメなど多くのプラセンタ製品に使用されています。
馬由来のプラセンタはアミノ酸の含有量が豊富で、別の動物などが由来のプラセンタと比較すると約300倍にもなります。
また、含有量だけでなくアミノ酸の種類も多く、豚由来のものに入っていない6種類のアミノ酸(必須アミノ酸=トリプトファン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジン、非必須アミノ酸=システイン、チロシン)が含まれているのです。
より多くの有効成分を補給したいと思っている人にとって、馬由来のプラセンタ製品は有力候補になるでしょう。

価格が高めな点には注意

豚は年間2~3回出産し、一度の出産で10頭前後の子豚を出産するのに対し、馬は年間1頭しか子馬を出産しません。
よって大量生産が難しく、馬由来のプラセンタ製品は比較的価格が高めに設定されている場合が多いのが特徴です。
なお、価格が安い場合には、配合されているエキスの量をチェックしてみてください。
配合量を少なくすることで、低価格に設定されていることがあるからです。

安全性に優れている馬由来のプラセンタ

豚由来のプラセンタに使用されている豚は病気に弱く薬剤が使用される頻度が比較的高いため、不純物が混入しやすく、この処理によって有効成分が失われてしまいます。
これに対し、馬は病気に強く、寄生虫が生息しにくい特徴があるため、豚由来のもののような品質低下に繋がるような処理をあまり必要としません。
また、馬由来のプラセンタ製品の原料には、厳格な品質管理のもと育ち、血統も明らかになっている競走馬が採用されていることも少なくありません。

羊由来プラセンタ

豚由来、馬由来のものと比較すると知名度が低い羊由来のプラセンタ。
ここではなぜあまり認知されていないのか、またほかに羊由来のプラセンタはどのような特徴をもっているのか解説しますので、参考情報としてお役立ていただけると幸いです。

羊由来プラセンタの認知度が低いワケ

プラセンタの原料として使用されていた牛に狂牛病が起こった問題を機に、牛をはじめとする複数の動物をプラセンタ製品の原料を使用してはいけないと、厚生労働省が通達を出しました。この「複数の動物」の中に、実は羊も含まれているのです。
「羊は狂牛病にかからないのにどうして?」と疑問に感じた人もいるでしょうが、羊はスクレイピーと呼ばれる狂牛病(BSE)に似た伝染病を引き起こすリスクがあります。
幸い狂牛病(BSE)のように人への感染はしないのですが、国内での羊の使用は原則的に禁じられており、限られた原産国の輸入品しか日本では取り扱われていないため、羊由来のプラセンタはあまり認知されていないのです。
なお、国内に入ってくる羊由来のプラセンタ製品は、厚生労働省の許可を取得したものとなっています。

羊の胎盤と人間の胎盤の構成は類似している

とりわけアミノ酸の組成が羊由来は人由来のものと近く、体内でよく吸収されるほか、肌になじみやすく、無駄なく活かされやすいのが特徴です。
このため、ほかの動物などが由来になっているプラセンタ製品と比較して、あきらかに有用性に乏しいとはいえません。
また、組成が似ているということで免疫反応が発生しにくく、発疹(ほっしん)、赤みといった症状が出にくいともいわれています。

羊由来のプラセンタの安全性は大丈夫?

前述したように、取り扱われている輸入品は厚生労働省のお墨付きがありますし、狂牛病(BSE)と似たスクレイピーと呼ばれる伝染病は人に感染しません。
なお、おもな原産国はニュージーランド、スイス、オーストラリアなどが挙げられ、徹底した品質管理のもと育てられた、有効成分をたっぷりと含んだ羊の胎盤が使用されています。
また、豚由来のもののように薬剤などの使用による有効成分の消失ですが、羊は病気に強い動物のため、薬剤などの使用や不純物の処理を行う必要があまりなく、高純度のプラセンタ製品に仕上がるのが特徴です。

価格は安い?高い?

商品にもよりますので一概にはいえませんが、高級品といわれる馬由来のプラセンタ製品よりは、手ごろな価格で販売されていることが多いといえるでしょう。たあ、安価なことで知られている豚由来のプラセンタ製品よりは割高な商品が多くなっています。

植物性プラセンタ

プラセンタ商品には植物性(植物由来)のものもあります。
「植物には胎盤がないのになんでプラセンタ?」と思った人もいるでしょうから、最初にこの点に関して説明します。

植物性「プラセンタ」と呼ばれている理由

まず、植物にはプラセンタの言葉の意味である胎盤が存在しません。
ただ、胎座と呼ばれる部分はあります。
胎座はプラセンタと訳しませんが、胎盤と同様に新たな命(芽)を育む役割を担っているため、便宜上植物性プラセンタや植物由来のプラセンタと呼ばれているのです。
動物由来のプラセンタとは含有成分は異なりますが、美容や健康に役立つ有効成分が豊富に含まれています。

植物性プラセンタの含有成分は?

アミノ酸、ビタミン類、ミネラル類などがたっぷりと含まれているのが植物由来のプラセンタの特徴です。
動物由来のものと似たような有用性が見込めますが、植物由来のプラセンタには成長因子(グロスファクター)が入っていません。
成長因子は細胞分裂を促進する作用があり、アンチエイジング効果が見込めるものです。
この成分が含まれているプラセンタ商品を希望している人は、候補から外さざるを得ないでしょう。
ただ、まったくエイジング対策に向いていないかというとそうではなく、老化の原因になる活性酸素に対抗してくれる抗酸化成分は含まれています。

安全性には問題はない?

植物由来、植物性といわれるだけで安心・安全と感じる人が少なくありません。
無添加、天然由来、自然という言葉にも同様のことがいえるでしょう。
たしかに安全性に優れている商品は多いですが、植物には育てられている土壌の汚染、残留農薬、原料に対しアレルギーを起こす心配はあります。
ライ麦、大豆、アロエ、アセロラ、クロレラ、トウモロコシ、カッコンといった原料が使用されており、複数種類が組み合わされる形で使用されていますので、アレルギーを起こすものが入っていないか、原材料の表示はしっかりと確認しましょう。
また、どのような品質管理が行われていたのか、残留農薬や土壌汚染の心配がないかが分かる商品を購入することが大切といえるでしょう。

植物性プラセンタの値段

ヒト由来のものや馬由来のものと比較すると、植物由来のプラセンタ製品は安価に設定されています。ただし、安いことでよく知られている豚由来のものと比べると割高に設定されている商品は少なくありません。

植物由来のプラセンタは摂取しやすい

動物由来のプラセンタは、よくニオイが気になるといわれます。すべての商品がそうではありませんが、たしかに獣のニオイを感じるようなものがあるのは事実です。植物性のものは動物臭さがないため、摂りやすいものを探している人には良いでしょう。

海洋性プラセンタ

プラセンタには海洋性(魚由来)のものも存在します。以下、特徴をまとめていますので、このプラセンタの特徴を知りたいという人はご一読ください。

魚に胎盤はないのにどうして「プラセンタ」なの?

たしかに魚には胎盤がありませんので、プラセンタと呼ぶのは正しくありません。しかしながら、植物性のものに動物性のものの胎盤と同様の役割を果たす胎座があるように、海洋性のものにも卵巣膜といって、新たな命を育む役割を果たしている部位が存在します。
含有成分も似通っているために便宜上、プラセンタという言葉が用いられているのです。

海洋性プラセンタに含まれている成分

現在、市場に出回っている魚由来のプラセンタは鮭(さけ)が由来になっているものに限られます。
全9種類の必須アミノ酸を入れて18種類のアミノ酸が含まれており、これだけの種類のアミノ酸は動物由来のものでは摂れません。
さらに、動物由来のものに含まれていない成分として、みずみずしくハリ・弾力のある肌づくりに欠かせない、エラスチンが入っている点も魅力的です。
そしてほかにもコラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ビタミンB群といった具合に、美容や健康をサポートしてくれる有効成分が豊富に含まれています。ただし、動物性のプラセンタに含まれており、アンチエイジング効果が見込める成長因子(グロスファクター)が含まれていない点には注意しなくてはいけません。

海洋性プラセンタは安全性の心配はない?

よく魚由来のプラセンタは、動物由来のもののように感染病や残留ホルモンの心配がない、海洋汚染の影響を受けていない、産地がはっきりしている、トレーサビリティが明確といった理由で安心・安全といわれます。
たしかにこうした条件を満たしているような良質な商品もありますが、まったく安全面の不安がないというわけではありません。原材料にアレルギーを引き起こすリスクはありますので、アレルギーをもっている人は必ず原材料表示を確認しましょう。

魚のニオイは気にならない?

魚由来のプラセンタは、獣臭がしないため使用感がいいといわれることが少なくありません。
しかしながら、獣臭さがないというだけで、商品によっては魚のニオイがするものもあります。
魚臭さが嫌だという人は、別の由来のものを使用するか、魚のニオイがしないと使用感の良さが好評の商品を選択すると良いでしょう。

海洋性プラセンタの価格は安い?高い?

商品にもよりますが、馬由来のものにある高級品といわれるようなものはほぼないといっていいでしょう。
動物由来や植物由来の商品全体の平均と、海洋性のものの商品全体の平均を比較すると、とくに際立って安い・高いということはありません。

ヒト由来プラセンタ

ヒト由来プラセンタは、人間の胎盤が使用されているものです。以下にヒト由来プラセンタの特徴に関する情報を掲載していますので、興味がある人は内容をご確認ください。

ヒト由来プラセンタは「医薬品」

人間の胎盤が由来のプラセンタは、法律により食品や化粧品に使用してはいけない決まりになっています。
国により認められた製薬会社に限り製造することが可能であり、完成したものは医薬品に分類されます。
また、食品に分類されているサプリメントやドリンク、コスメのように店頭や通信販売で気軽に購入することが可能なものではなく、医療機関のみが使用や処方が許されているのです。
なお、ヒト由来のプラセンタは注射や点滴の形で投与される形になるのが一般的ですが、メディカルサプリメントとしてヒト由来プラセンタ製剤を取り扱っている医療機関もあります。

保険適用の可否

ヒト由来プラセンタの使用目的が肝機能障害や更年期障害、乳汁分泌不全の治療であれば、保険を利用することが可能となり、費用は3割負担のみになります。
しかしながら、これが美容目的となると自由診療となり、全額自己負担での取り扱いになります。
美容目的での金額は事由診療のため価格には医療機関ごとに差があり、食品に分類されているサプリメントやドリンク、コスメに比べると費用負担の総額は割高になる傾向があるでしょう。

ヒト由来プラセンタの強みは?

人間の胎盤のため当然人体と相性がよいこと、含有成分も成長因子をはじめ、すべて人間のものであることがまず一つ。
医薬品のため、効果の実感や即効性の面で信頼が置けるところも魅力的です。よって、高いアンチエイジング効果などを期待することができます。
また、HIVやB型肝炎などといった感染症のリスクに関し、検査をはじめとする対策が徹底的に実施されており、過去にトラブルが発生したことは一例もありません。
そのほか、人間の胎盤が由来のため、動物由来のものより免疫反応などのトラブルも起こりにくくなっています。

ヒト由来プラセンタの弱点は?

既に述べたように、費用負担がかかるというのがヒト由来プラセンタの難点の一つです。
また、ヒト由来のプラセンタを体内に取り込んだとしても、貯めておくことができませんので、永続的な効果は見込めません。
定期的に通院しなければいけませんし、ヒト由来のプラセンタの恩恵を受けるためには、時間と手間、お金を費やし続けなければいけないのです。
場合によっては近所にヒト由来のプラセンタを取り扱っている医療機関がなく、遠方まで足を運ばなければいけないような人もいるでしょう。
また、これはあまりデメリットとして捉える人はいないかもしれませんが、注射や点滴をしたあとには献血をすることが制限されてしまいます。

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